「上がっている銘柄を買ったのに、なぜかうまくいかない…」
そんな経験、ありませんか?長期投資では“個別銘柄の分析”だけでなく、「今の市場の空気感」=地合いを掴むことが極めて重要です。 しかし、投資タイミングを見誤らないためには、 市場全体の空気感=「今の地合い」を知ることが欠かせません。
そこで注目されているのが、市場の多数派の動向を数値で表す「長期投資 指標」です。 FIerlyが開発・提供する「群衆指数(Crowd Index)」は、まさにその代表格といえる存在です。
「群衆指数」は、米国市場に上場する約10,000銘柄の動向から、市場心理を日次でスコア化したFIerly独自の投資指標です。
類似する概念に「恐怖指数(VIX)」や「恐怖と貪欲指数(Fear and Greed Index)」などがありますが、それらは一部の市場参加者の感情に依存しているのに対し、群衆指数は実際の銘柄のパフォーマンスに基づいた定量的な分析が特徴です。
主要な銘柄やS&P500は上昇している相場の中でしたが、2023年7月頃群衆指数は下落基調にありました。群衆指数は好調な銘柄と不調な銘柄を群れとして扱うため、多数派の転換を補足しやすい特徴があります。 このときは中小型株の失速が先行していることが群衆指数に先んじて現れました。
2023年6月30日に2本線は交わり、S&P500が上昇しているなかで、群衆指数は引き続き減少しています。 S&P500が横ばいになり始めた2023年8月の頭には、群衆指数は大きく減少しはじめます。 その後S&P500は群衆指数を追いかけるように9月10月にかけてS&P500は大きく減少し、トータルで8%もの下落をしました。
先の例に続く期間、主要な銘柄が軒並み下落している下落基調の市場のなかで、群衆指数は10月頭から反発を開始しました。これは、一部市場規模の大きい銘柄は不調であるものの、中小規模の銘柄群が好調に変わってきていることを群衆指数が捉えていたためです。 その後、主要な銘柄も次第に好調に転じてS&P500も回復を開始しました。
9月いっぱいはどちらも下落していますが、10月6日ごろから群衆指数は上昇をはじめ、 10月12日には2本線は交わり、S&P500が低迷しているなかで、群衆指数は大きく上昇し続けています。
群衆指数は各種インデックスの変動に現れる前から中小規模の銘柄群の動きを捉えるため、スイングトレードやデイトレードを行う方にも有効な指標です。 例えば、2022年の相場においてはほとんどの転換点を先読みしており、群衆指数は市場全体の流れをしっかりととらえていたことがわかります。
直近2025年では重要な転換点であるトランプショックも群衆指数はしっかりととらえています。
ここまでで見てきたように群衆指数は、長期投資における「市場の実態の変化」を見抜く指標として非常に有効です。
FIerlyはFIRE(Financial Independence, Retire Early)を目指す投資家向けの分析プラットフォームです。
群衆指数は、FIerlyが独自に開発した指標であり、長期投資家のために工夫をこめて設計しています。
込めた思いや背景は、「FIerlyとは」というページで詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
FIerlyは2022年7月頃から継続し、感情に流されない中長期投資をサポートするために活動しています。 有用なデータやFIREを実現するためのシミュレーションツールなどを公開し、 感情に流されない中長期投資をサポートしていますので、これからもぜひご期待ください。
ご要望やご意見があれば、ぜひ問い合わせからお知らせください。
最新の群衆指数を毎日チェックして、長期投資をもっと安心に。
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