書籍タイトル | 読みやすさ | FIREレベル | ひとこと要約 | こんな人におすすめ |
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DIE WITH ZERO | ★★★★☆ | 初心者向け | 人生で最も価値あるのは「今この瞬間」。時間とお金の使い方を再設計。 | 資産形成の途中で「今の幸せ」とのバランスを考えたい人 |
年収90万円でハッピーライフ | ★★★★★ | 初心者向け | 少ないお金でも心は豊か。お金に頼らない生活の知恵と視点。 | 浪費癖を見直し、身軽に生きるヒントが欲しい人 |
ブッダ(漫画版) | ★★★★★ | 全レベル対応 | 欲望・苦しみと向き合う、静かで深い人生の問いを描く傑作。 | FIREに限らず、自分の「心のあり方」を見つめ直したい人 |
金持ち父さん 貧乏父さん | ★★★☆☆ | 中級者向け | 投資や資産形成の土台となる「お金の考え方」を学べるバイブル。 | NISA・つみたて投資の前に基礎を固めたい人 |
お金か人生か | ★★★★☆ | 実践者向け | お金=人生の時間。9ステップで「本当に望む人生」を設計。 | FIRE目前・FIRE中の生活をより豊かにしたい人 |
「FIREを目指して、自由な人生を手に入れたい」
これは、多くの若手エンジニアが一度は思い描く理想の生き方かもしれません。実際、私自身もFIREという概念に出会ったときは、その響きに心を奪われました。お金に縛られず、やりたくない仕事を断り、自分の時間を自分のために使える──まさに夢のような話です。
でも、実はFIREを達成した人たちの中には、こんなふうに口にする人もいます。
「時間は手に入ったけど、どう使えばいいのかわからない」
「自由になったのに、毎日が空っぽに感じる」
これって、ちょっと怖くないですか?
お金の自由を手に入れたあとで、「本当の望み」 がわからなくなってしまうなんて。
だからこそ私は、FIREを目指す前に「人生の優先順位」や「幸せの定義」に向き合うことが必要だと考えています。
この記事では、そんな人生の根っこを見つめ直すためのヒントを与えてくれる5冊の本を紹介します。
著者:ビル・パーキンス
「お金を貯めること」はゴールではなく、人生を楽しむための手段。この本は、そんな当たり前だけど見落としがちな事実を思い出させてくれます。
あなたの時間は有限。だから「今しかできない体験」にお金を使え。
という強いメッセージが印象的。
たかしさんのように、日々忙しく働きながらも「このままでいいのかな」と悩む人にとって、この本は人生の時間配分を見直すきっかけになるはずです。
著者:大原扁理
FIREというと、数千万円の資産や投資の話ばかりが注目されがちですが、この本が教えてくれるのは 「お金が少なくても心豊かに生きる方法」 です。
著者は東京を離れ、年収90万円で静かに暮らしていますが、その姿は驚くほど満ち足りて見えます。
を改めて考えさせてくれます。
浪費に悩んでいるたかしさんにとって、価値観をリセットするのにぴったりの一冊。
著者:手塚治虫
漫画?と思うかもしれませんが、侮るなかれ。この作品が描くのは、苦しみと欲望をどう超えるかという哲学的な問い。
FIREはある意味、「欲望をどうコントロールするか」にも通じます。
人は「もっとお金を」「もっと自由を」と追い求めがちですが、どこまでいけば満足できるのか? という問いに、この作品は静かに答えてくれます。
一度読み始めたら止まらない、けれど深い余韻を残す名作です。
著者:ロバート・キヨサキ
FIREを目指すなら、やはり**「お金に働かせる」思考**は欠かせません。この本は、その第一歩となる一冊。
などがわかりやすく語られていて、投資初心者に最適。
NISAやつみたて投資に興味があっても踏み出せないたかしさんにとって、勇気を与えてくれる一冊になるはずです。
著者:ジョー・ドミンゲス / ヴィッキー・ロビン
この本が伝えたいのは、「お金を使う=人生の時間を使うこと」だという視点。
その上で、読者に9つのワークを通じて、本当に望むライフスタイルを見つける手助けをしてくれます。
たかしさんのように、「浪費癖を直したい」「将来のためにお金を使いたい」と思っている人には特におすすめ。
読み終えた頃には、きっとレシートの見え方が変わっているはずです。
FIREを目指すことは、単にお金の話ではありません。
それは、自分が何を望み、どう生きたいのかという人生の本質に触れる旅。
今回紹介した5冊は、どれも「幸せ」や「豊かさ」の定義をアップデートしてくれる本ばかりです。
たかしさんが、これからの人生をより自由に、より自分らしく歩んでいくための一歩として、ぜひ手に取ってみてください。
「読みたい本が見つかった」
そう思ってくれたなら、この記事はきっと役に立ったはずです。