「NISA?積立?なんか聞いたことあるけど、正直よくわかってない。」
これは、数年前の私自身の姿でもあり、今のあなたにもきっと当てはまる感覚だと思います。
将来に漠然とした不安はあるけど、日々の仕事や生活に追われ、何から始めればいいかわからない――その気持ち、痛いほどわかります。
でも安心してください。この記事では、FIREを目指す第一歩として押さえておきたい投資商品の「地図」 を手渡します。
まずは「投資商品」と呼ばれるものをざっくり分類してみましょう。
今回は「個別株」「投資信託」「ETF」に焦点を当てて、それぞれの特徴をわかりやすく解説していきます。
商品種別 | 向いてる人 | リスク | 手間 | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|
個別株 | 企業分析が好きな人 | 高 | 高 | ★★☆☆☆ |
投資信託 | 初心者、忙しい人 | 低〜中 | 低 | ★★★★★ |
ETF | 少し慣れてきた人 | 中 | 中 | ★★★★☆ |
預貯金とか株とか、名前は聞いたことあるけど…結局、自分に合ってるのってどれなんだろう?いまいちピンとこないです。
いい質問じゃ。最初から「これが正解!」と決める必要はないんじゃ。まずは“自分の性格や目的に合いそうなもの”を探してみるのが第一歩。この記事を読み進めながら、なんとなく「これかも」と思えるものが見つかればOKじゃよ。
投資商品の基本を構成するものです。 現時点では初心者におすすめはしませんが、単に「株」というと「個別株」を指していることが多いです。
特徴:
メリット:
デメリット:
あなたに向いてる? →最初の一歩としては難易度高め。株に興味が湧いたら「1株から買えるアプリ」などでお試しするのもあり。
「投資信託」とは、たくさんの投資家から集めたお金を、運用のプロがまとめて株などに投資してくれる仕組みです。 先ほどの「株」を自分で選ぶ代わりにプロがパッケージにしてくれているものです。 よく「ファンド」とも呼ばれますが、これは概ね同じ意味で、投資信託の商品のことを指しています。
たとえば「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」のような名前を聞いたことがあるかもしれません。これはまさに「ファンド(=投資信託の商品)」の一例です。
特徴:
メリット:
デメリット:
あなたに向いてる? →初めての資産運用にピッタリ。eMAXIS Slimなど低コストな投信が人気。
投資信託って「中身が見えにくい」ってありましたけど、騙されたりしないかちょっと不安です…
その慎重さは大事じゃ。でも安心せい、有名な投資信託の情報はネットや証券会社のサイトでちゃんと見られるし、金融庁のお墨付き(例:インデックス型&低コスト)を選べば問題ない。信頼性の高い運用会社を選ぶのがコツじゃな。
ETF(上場投資信託)は、仕組みは投資信託と似ていますが、株式と同じように市場で売買できます。
特徴:
メリット:
デメリット:
あなたに向いてる? →投資信託に慣れてきたら検討。S&P500に連動するETFなどはFIRE志向と相性◎。
あれ?結局ETFって、投資信託と何が違うんですか?説明を受けてもどっちがいいのかよくわかりません…
ふむ、ETFは“売買の自由度”が強みじゃ。リアルタイムで買えたり、少しマニアックな商品もある。ただし、最初は「積立投資+投資信託」で土台を作ってから、ETFを加えていくのがオススメじゃよ。
ここまで読んで、「なんとなく全体がつかめたかも」と思ってもらえたら嬉しいです。
あなたが目指すFIRE、その第一歩は知ることから始まります。
無理して一気に始める必要はありません。まずは、気になる商品を1つ選んで、**「調べてみる」「アプリを入れてみる」**くらいからでも大丈夫。
未来の自分が、「あの時、動き出してよかった」と思えるように。
この記事が、あなたの背中をそっと押せたなら、それが何よりの喜びです。
やる気は出てきたけど、結局どこで何を買えばいいんでしょう?証券口座とかまだ作ってなくて…
よいぞ、その気持ちが何よりのスタートじゃ。まずは「証券口座を作る」ところから。楽天証券やSBI証券など、初心者にやさしい証券会社があるぞい。口座開設もネットで10分ほどじゃ。最初のハードルは低くていい、まずは一歩踏み出してみるんじゃ。
商品種別 | 向いてる人 | リスク | 手間 | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|
個別株 | 企業分析が好きな人 | 高 | 高 | ★★☆☆☆ |
投資信託 | 初心者、忙しい人 | 低〜中 | 低 | ★★★★★ |
ETF | 少し慣れてきた人 | 中 | 中 | ★★★★☆ |
「投資は難しいもの」ではなく、「未来の選択肢を増やす手段」です。 まずは全体像を掴んで、「知らない世界」ではなく「ちょっと調べてみようかな」くらいの距離感になっていたら嬉しいです。
はじめられるところから一歩を踏み出していきましょう。