投資に興味はあるけど、なにから手をつけていいかわからない。NISAや積立投資の話はよく聞くものの、いざ始めようとすると「ポートフォリオを組め」とか「リスク分散が大事」といった難しい言葉に出くわします。
でも、安心してください。初心者が最初から完璧なポートフォリオを組む必要はありません。 むしろ、最初はインデックス投資一本でいい。それだけでも、FIREというゴールに向かうための土台はしっかり作れます。
この記事では、
この3点を軸に、初心者が迷わず進める投資の第一歩を一緒に考えていきましょう。
「インデックス一本でいい」って、ちょっと極端じゃないですか?本当にそれだけでいいんですか?
よい疑問じゃ。たしかに「一本だけで大丈夫?」と感じるのは自然じゃが、実はインデックスファンドそのものが世界中に分散された投資のかたまりなのじゃ。一本とはいえ、数千社に投資しておるのと同じ。だから初心者には、むしろそれが最適解とも言えるのじゃ。
「ポートフォリオ」とは、簡単に言うと資産の配分バランスのことです。
たとえば、あなたが100万円の投資資金を持っていて、そのうち70万円を全世界株式、20万円を日本債券、10万円を現金にしておく――これが一つのポートフォリオ。
目的は一つ。リスクを分散して、大きな損失を避けるためです。
実際のところ、金融機関が出すポートフォリオ例には専門用語が多すぎたり、ETFや債券、REITなど多くの資産クラスを組み合わせていて、「なんかすごそう」「これ全部必要なの?」と思ってしまいます。
でも大丈夫。次の章で、本質を見ていきましょう。
リスク分散とは、値下がりリスクを減らすために、異なる値動きをする資産を組み合わせる考え方です。たとえば、
というように、異なる動きをする資産を混ぜることで、一部が下がっても他でカバーできる仕組みです。
株と債券って、具体的にどう違うんですか?どっちも値動きがあるものだと思ってて、あまりピンと来てません…
うむ、よくぞ聞いてくれた。株は「企業の成長に賭ける」投資じゃが、債券は「国や企業にお金を貸して、利息をもらう」ようなもの。ざっくり言えば、株はリターンもリスクも高く、債券は安定重視という関係じゃな。
実はこの「リスク分散」、やりすぎると逆に複雑で管理が難しくなります。
特に投資初心者の場合、
など、途中でわからなくなって手が止まる人が非常に多い。
結果として、 「全部を中途半端に持っているけど、全体としてどうなっているか把握できない」 という状況に陥りがちです。
ここで提案したいのが、 「まずはインデックスファンド一本でいいじゃん」 という考え方。
インデックスファンドとは、日経平均やS&P500といった「市場の平均」に連動する投資信託のこと。プロが選ぶ個別株と違って、市場全体をまるごと買うイメージです。
これらの特徴から、初心者が「最初の一本」として選ぶには最適です。
でも、個別株のほうが「当たれば大きい」って聞きますよ?それでも平均でいいんですか?
ふむ、それも一理ある。ただしの、個別株は情報と経験がものを言う世界。初心者が勝つにはかなり難しい。まずは「市場全体の成長に乗る」ことで、着実に資産を増やすのが王道なのじゃ。
まずはこれらを積立NISAで毎月定額購入するだけでOK。
投資の世界は情報が多すぎて、複雑にしようと思えばいくらでもできます。 でも、FIREを目指すなら、継続できることが最も大事。
だからこそ、
このくらいシンプルに割り切って、まずは一歩踏み出すことが大切です。
本当に「それだけ」でいいのか、いまだにちょっと信じられない自分がいます…。何か失敗しそうで。
うむ、それも当然の感覚じゃ。だが逆に言えば、「何もしないまま時間が過ぎること」こそが最大のリスクじゃ。だからこそ、シンプルで失敗しにくい道から始めるのが最善なのじゃよ。
たかしさん、あなたが今感じている「投資って難しそう」という不安は、決して特別なことではありません。
でも、FIREを目指すうえで一番大切なのは、最初の一歩を踏み出すことです。
そしてその一歩は、インデックスファンド一本からでも十分に始められます。
ポートフォリオ?分散?――それらは後から自然と学べます。 まずは、シンプルに、確実に、コツコツと。
次にすべき行動は?
未来の自由なライフスタイルは、今日のその一歩から始まります。